a. 研究業績

2020年のお知らせ一覧

2020.12.11 大森賢治教授が、沖縄科学技術大学院大学のOptics Seminars にて、“Ultrafast quantum simulator with attosecond precision at ultracold temperatures” (講演要旨)について招待講演を行いました。 (2020/12/11, オンライン開催)
2020.11.30 Vineetさん、お子様ご誕生、おめでとうございます!。研究室一同大変うれしく思います。今後のさらなるご活躍とご多幸をお祈りします。
2020.10.21 De Leseleuc助教が、IOP国際量子技術新興研究者のための仮想会議において高く評価されました。(表彰の証明書)
2020. 10 博士課程の周さんが日本物理学会2020年秋季大会(Web開催)領域1において学生優秀発表賞を受賞しました。
2020.9.18 素川助教・お子様ご誕生、富田特任助教・ご結婚、おめでとうございます!。研究室一同大変うれしく思います。お二人のさらなるご活躍とご多幸をお祈りします。
2020.9.29 大森賢治教授が国際会議:Fundamental Sciences and Quantum Technologies using Atomic Systems (FSQT 2020) にて”Ultrafast quantum simulator with attoseond precision at ultracold temperatures”に関する招待講演を行いました。
2020.09.28-29 富田特任助教が  第2回冷却原子研究会『アトムの会』にて「Rydberg原子配列で広がる量子シミュレーション・コンピューテーションの可能性」と題して招待講演を行いました。
2020.9.10 (第3世代装置) 光ピンセットの数がさらに増えました!富田特任助教により、これまで使用していたNA=0.42の対物レンズをNA=0.75の対物レンズへと置き換えられ、深刻な球面収差があった光学系を回折限界まで改善することに成功しました。事前に行ったこの対物レンズの性能評価により、ピンセットのサイズが1.5μmから0.6μmに縮小されることが分かりました。対物レンズの設置と精度0.05°以下を要求する微調整に苦労しましたが、努力が報われ10倍の改善となる225個の原子を捕捉することに成功しました。
2020.8.18 大森賢治教授インタヴュー(Yahoo!ニュース/講談社・現代ビジネス)
今さら聞けない「そもそも量子力学って?」にトップ研究者が答えた!
2020.8.10 大森賢治教授が超高速量子シミュレータの開発状況について解説した動画 (lecture video)が公開されました。(7月28日 India-Japan webinar on quantum technologies 主催:インド大使館 協賛:インド・日本政府)
2020.6.23 私たちの新しい論文が米国物理学会の旗艦誌:Physical Review Lettersに出版されました。

“Ultrafast creation of overlapping Rydberg electrons in an atomic BEC and Mott-insulator lattice”
Michiteru Mizoguchi, Yichi Zhang, Masaya Kunimi, Akira Tanaka, Shuntaro Takeda, Nobuyuki Takei, Vineet Bharti, Kuniaki Koyasu, Tetsuo Kishimoto, Dieter Jaksch, Alexander Glaetzle, Martin Kiffner, Guido Masella, Guido Pupillo, Matthias Weidemüller, and Kenji Ohmori
Phys. Rev. Lett. 124, 253201 (2020).

分子科学研究所 プレスリリース (website)

大森教授による記者レクチャー動画(website

2020.6.9 博士課程のMaheshさんが、ピコ秒パルスレーザーによるリュードベリ状態分光を新しい装置で初めて行いました。バンド幅を1THzから100GHz程度にまで細くするパルス形成を行い、主量子数n = 32 ~36のリュードベリ状態を識別することに成功しました。グラフは、原子ロス確率として観測される原子の励起確率がレーザーの周波数(イオン化閾値からの離調)に対してどのように変化するかを示しています。


2020.6.8 IMSフェローとしての3年間の滞在を終え、Yichi Zhang博士が山西大学量子光学与光量子器件国家重点実験室の准教授として戻られました。光格子冷却原子系において精力的に研究され、素晴らしい成果を収めました。ありがとうございました。
2020.5.8 博士課程の周君が、2次元的に移動可能な光トラップを使って光トラップ配列中の原子を1つ1つ再配置させる実験に成功しました。おめでとう!画像は、原子がランダムに配置されている初期状態(before)から、自動的に所望の並びに再配置させた(after)ものです。
2020.2.7 京都大学高橋研究室の光トラップ配列グループにお越しいただき、それぞれのグループでの実験の紹介および技術交流を行いました。次回は我々が京都大学にお邪魔したいと思います。
2020.1.29 浜松ホトニクス社製の空間光変調器(SLM)を用いて、ホログラフィック光トラップ配列を構築し、単一原子のトラップに成功しました。左の画像は、単一原子からの蛍光を観測したシングルショット画像で、各トラップに約50%の確率でランダムに原子が捕獲されています。右は、このような画像を20000枚以上平均化して得られた画像です。

2020.1.22 光トラップ配列実験のための特注対物レンズが届きました(Special Optics社製, NA = 0.75)。富田特任助教による光学性能評価の後、現在使用している対物レンズと交換されます。高いNAと長い作動距離の両方を実現するため、重さ1kg, 長さ170mm, 直径75mmの巨大なボディとなっています。写真(左)は、現在使用しているMitutoyo社製対物レンズNA=0.42との比較です。

2020.1.17 大森賢治教授が由緒ある米国ゴードン研究会議の評議員に任命されました。
2020.1.9 大森賢治教授がGRC Quantum Control of Light and Matter2021 Chair’s Trainingに出席しました。(2020.1.7-9、シンガポール・マリオット・タン・プラザホテル、シンガポール)

 

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